ギャッベGABBEH

願いが込められた世界にひとつだけのギャッベ。
今だからこそ、おうち時間を特別に。
あなただけの1枚を探してみませんか?

ギャッベとは

当社のギャッベは高品質ゾランヴァリ社の正規商品です

ギャッベは、イランで暮らすカシュガイ族の女性たちが羊の毛を紡ぎ、草木で染め、心を込めて織り上げる高品質の絨毯です。
社長自らが現地に足を運び、上質な羊毛の選定から伝統的な草木染の素材や製法にこだわる「ソランヴァリ社」から直接買付を行っております。
すべてが手作りのギャッベは、羊毛や目の粗さによって、またその色やデザインによって品質や価値に違いはありますが、「ソランヴァリブランド」のギャッベは高品質・ハイクオリティーと世界に認められたギャッベです。皆様に心から満足いただける商品を買い付けいたします。

豊かな暮らしをつくりだすギャッベ

イランの遊牧民 カシュガイ族はギャッベを作るために、男性は自ら羊を育て毛を刈り、女性は糸を紡いで天然の草木で染め上げ、ギャッベを使う人たちの幸せを願いながら感性のままに織り上げます。
そうやってできた「世界に1つだけのギャッベ」を、カシュガイ族の人々は子から孫へと受け継ぎ、100年以上も大切に使っているのです。

素材

気温差±30℃を耐え抜くカシュガイ族の羊たち

カシュガイ族が育てる羊たちは、朝夕の気温差が±30℃という厳しい高地で生活しています。そんな環境で育てたられた羊の毛(ウール)は体温と湿度を調整する力がしっかりと備わっています。さらに、ウールには「ラノリン」という天然の油分が多く含まれるため、とってもなめらか肌触りになります。

夏はひんやりサラサラ、冬は自然なぬくもりに!

このウールで作られたギャッベは、夏の汗ばむ時期は寝転がってもべとつかず、表面は常にサラッとした肌触り。冬場は室内の温かい空気を溜め込んで保温するため、自然なぬくもりと保温性も抜群です。また、通気性にも優れているので、床暖房や畳の上で使っても熱がこもったり蒸れたりすることはなく、季節や場所を問わず一年中快適に過ごせます。

機能性

お子様やペット、アレルギーの方でも安心安全

ギャッベは上質天然ウールを100%使用し、染料はすべて自然の草木を使っているため、お子様も安心して使うことができます。また、上質な羊の油分が染み込んでいるので、汚れをはじきます。さらに、絨毯の編み込みの密度が高く、汚れが中まで入り込まないので、お手入れは通常の掃除機だけで十分です。ダニやホコリにも強いので、ペットを飼っている方にもオススメです。

100年使える絨毯「ギャッベ」の魅力

カシュガイ族では、ギャッベを母から娘へ、孫へと受け継いでいく伝統があります。長い時間をかけて少しずつ丁寧に織り上げるギャッベは、別名「アイアン・カーペット」とも呼ばれ、非常に耐久性が高く、一世代で使い終わることなく親から子、孫の代まで大切に使うことができるのです。さらに、使うほどに肌触りも柔らかくなり風合いが増していき、家族とともに成長していくこともギャッベが愛される理由の1つです。

ギャッベができるまで

ギャッベは羊を育てて、毛を刈るところから製品ができるまでの全工程を手作業で行っています。
1枚1枚を心を込めて作られているギャッベの製作工程をご紹介します。

01紡ぐ

カシュガイ族の男性は、自分達が育てた羊の毛を刈ります。刈り取った原毛を女性たちが繊維をほぐすために手ですき、 紡錘 つむ を使って1本1本手で紡いでいきます。さらに紡いだ糸をよることで、より強度をつけていきます。

02染める

紡ぎ終えた毛糸を染める際に使用する染料は、地元で採れた自然の植物が中心です。そして、幾世代も受け継がれてきた職人の経験と勘で、ギャッベ特有の色に染め上げていきます。

03織る

遊牧民が使用する織り機は「地機」と呼ばれます。この地機に 経糸 たていと を張り、それに 緯糸 よこいと を通して織り組織を作っていきます。1本の結び(ノット)を作り、横1列分仕上げると櫛のような緯打具で打ち固めます。この作業を繰り返し、半年から1年かけて1枚のギャッベを作り上げていきます。

04洗う

織り上がったギャッベは、品質基準に基づいて採寸・検品されます。合格したものはその後、細かいホコリやゴミを取り除き、裏面の余分な繊維を処理してから強度を増すためにバーナーで焼きます。そして石けんと大量の水で洗い流します。

05仕上げ

洗い終わったギャッベは、熟練した職人が歪みなどを矯正しながら天日で自然乾燥させます。そして最後に、ギャッベが一定の厚みとなるように毛を刈り込んだり、そのほか必要に応じて補修やトリミングを行い完成させます。

ギャッベの色図鑑

天然素材の染料の組み合わせ次第で、100種類以上の色があると言われているギャッベ。
人にも自然にも優しく、時間と共に美しい色合いに変化します。

ジャシール

イラン南部ザクロス山脈に分布している海木で、ギャッベ特有の美しい黄色に染め上げることができます。また、インディゴ藍を混ぜて美しい緑色にすることもできます。

ウコン(ターメリック)

インドや熱帯アジア原産のショウガ科の植物で、根から赤みを帯びた黄色の染料がとれます。香辛料や食品着色料(カレー粉など)にも用いられています。

どんぐりの帽子

カシュガイ族が生活する地域に自生しているどんぐりは、帽子の部分が染料となり、深みのある濃い茶色に仕上がります。

クルミの殻

ナチュラルな色味が特徴で、薄い茶色から濃い茶色まで染め方次第でさまざまな表情を見せてくれます。

ざくろの皮

ペルシャ産のざくろの皮から、淡い茶色の色素がとれます。イランでは「生命の果実」「女性の果実」と謳われ、昔から美肌を保つ薬として、王朝の女性が愛用していました。

ミョウバン

草木の色を鮮やかに美しく発色させ、色を長持ちさせるために使います。

西洋茜の根

日本をはじめ、世界各地に自生する茜。この茜の根を煮出した汁に含まれるアカネ色素から、ギャッベになくてはならない「赤」が生まれます。

使うほどに味わいが増すヴィンテージギャッベ

制作されて100年以上の時を経たギャッベを”ヴィンテージギャッベ”と言います。
長い年月を重ねたギャッベだけが持つ柔らかな肌触りと深みのある落ち着いた色こそが、ビンテージギャッベの魅力です。