コンクリート下地の壁紙貼り替えは、継ぎ目にひと手間加えます
- 2010.03.22
- 壁紙のお仕事
おはようございます。
先日は公民館の壁紙貼り替えをさせて頂きました。
壁がコンクリート下地なのでクラック(ひび割れ)が入っています。
また継ぎ目に何もせずに貼ると年月が経ってきたときに剥がれます。
原因は下地のシーラーが水性なので湿気などで溶けて接着が
弱くなるからです。
↓既存はクラックが入って継ぎ目がめくれています。
さあ これから壁紙貼り替えのスタートです
↓まずは既存の壁紙を剥がしていきます。
↓剥がした後は、専用のシーラーをかけてクラックなどの
段差があるところにパテ処理をしていきます。
↓続いて新しい壁紙を貼っていきます。
↓ここで、ひと手間加えます。
コンクリートの場合継ぎ目から湿気が入り下地の
シーラーを溶かしていくので、そうならないように
継ぎ目の部分にあらかじめ和紙のテープを入れるのです。
和紙は接着剤との相性が抜群で、薄いので仕上がりにも
影響しません。また和紙があることでシーラーも保護できるのです。
少し作業の効率が落ちるのですが、仕上がりから今後のことを
考えると 絶対に和紙テープは入れるべきです。
(内装屋さんのなかには、めんどくさいとか手間代がかかるとか
お客様のことを無視してされる方もおられますが、言語道断です)
↓仕上がった状況です
お客様より『明るくなって、気持ちがいいですね。お疲れ様でした』
ひと手間加えることで、壁紙のもちが全然違います。
私は、作業のスピードや値段にこだわることが一番嫌いです
それよりも、気持ちの良い対応や言葉使い・後片付け・作業中の環境
などを重要視します。さらに大事なことはいかにお客様のことを
考えた施工・サービスをご提供できているかと言うことです。
手を抜いたり、お金儲けに走ると、それなりの結果になります。
お金ではない、何かを持っているお店には、必ずお客様が
ついてきます。 と信じて、これからも手を抜かず頑張ります。
副社長より