オールドギャッベ
- 2021.10.31
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『秋のギャッベ展』本日、2日目となります。
今日はオールドギャッベのご紹介をさせていただきます。
約30~40年前に作られた古いギャッベを『オールドギャッベ』と呼びます。
遊牧民が自分の感性で、日常使いの敷物として織っていた古い時代のギャッベは、糸が太く、織が柔らかいものが多いです。
移動に便利なように、幅は1mくらい長さは2m前後の細長いギャッベを、丸めてロバやラクダの背にくくりつけ移動していました。
カシュガイ族がオリジナルで織り続けてきたユニークでアート性の高いデザインのひとつが『ライオン』模様のギャッベです。
ライオンの絵柄は王者の象徴とされ、豊かな財力、強靭、深い知恵、強大な権力を示す模様です。
カシュガイ5部族ごとに特徴のあるライオン柄が存在します。
当時は安くて発色のよい化学染料が好まれて使われていたようです。現在では自然界にある草木で染められています。
オールドギャッベを入手するのは大変困難なため、ゾランバリ社のスタッフは遊牧民の住む村やテントを訪ね歩き、オリジナルで状態の良いものを収集するため数が少なく価値があります。
オールドギャッベはオリジナルで独創的な感性を感じることができます。
ギャッベとは違う雰囲気なのでぜひご覧になられて下さいね。