1級表装(壁装作業)技能士 猛特訓中!!

  • 2011.08.03
  • お仕事
 弊社職人と毎日一級技能士取得に向けて猛特訓中です。

毎日、部分的な作業練習をして、日曜日に通し作業の

特訓です。

まずはこんなT字型の作業台があります。



これに2面ほど受けをかけていきます。

受けとは下張り工法の一種で和紙などを30×45㎝

の大きさに裂いて浮かした状態になるよう貼っていきます。

実はすごく難しい!!

何とか仕上げてこんな感じです



左側が失敗してます。上が足りずに・・・不合格です(涙)

そして、裁断して、紙壁紙 布壁紙 ビニール壁紙 と

三種類貼っていきます。

紙壁紙は市松模様に



布壁紙は目地差し込みで市松模様に



ビニール壁紙は貼り分けと帯を入れています



この一連の作業を なんと4時間で完成しないといけないんです!!

4時間ってすごい早い人でもほぼ不可能です。

だから頭に大きさ、順序、コツなどたたき込んでいかないと

合格できないのです。

なんとかもう少しのところまで出来ています。

最後は気力で乗り切ります。


なんで副社長の私が技能士の資格をって思うでしょ

それは最近の職人さん達が勉強しようとしないからなんです。

下地の種類、気温、湿度、材料、などいろいろな場合があり

毎日決して同じじゃないんです。

それなのに、今の職人さんは全く同じ張り方で施工し

何かあったら、下地のせい、材料のせいにしてすぐ

逃げようとするんです。

それじゃあダメだと思います。

なんでもかんでも同じじゃなく、その場に適した貼り方

や材料の善し悪しってあるんです。

こうやったら良いんだよって教えれる立場になりたいんです。

一般の人には十分教えれる技能はあるけれど、さらに職人さん

もっと上の匠のレベルまで習得してこそ壁紙マイスターって

胸張って言えるようになるために、是非 技能士取得します。

実際に貼ってみるといろんなところでチョットしたことが

しあがりの時に変わってくるんだと実感しております。

受けの貼り方でも、紙壁紙でも、布壁紙でも違うんです。

糊の濃さや、なぜ方、切り方など違うんです。

それを何のためにやってるのか理解できただけでも

今回大きな収穫です。

伝統の技能と、最新の技術と、熱い想いを混ぜ合わせ

新たな物を作っていければいいと思います。

さあ、合格目指してがんばろ~

副社長より