幸せを紡ぐ イラン滞在記vol,3(ペルセポリス遺跡)
- 2016.08.02
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シラーズから車で移動し、ペルセポリス遺跡へ
今回のイラン滞在でむっちゃ行ってみたかった所の一つです。
ペルセポリスは、BC6世紀からBC4世紀にかけて栄えたアケメネス朝ペルシア帝国の都で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
総面積約13万平方mの大基壇の上に諸宮殿が乗っているという形の、壮大な土木建築物で、遺跡となって2500年経った今も、圧倒的な存在感があります。
宗教的・国事的儀式が行われた最も重要な場所で、アケメネス朝の王権が神から与えられたことを確認する聖所だったそうです。
遺跡には沢山のレリーフが刻まれています。諸国の使者の朝貢の図が詳しく描かれて、属国からの使者の像、糸杉のレリーフなどが刻まれています。
各国の使者は、それぞれの帽子などの服装と携えてきた貢物によって特徴づけられており、支配していたペルシア帝国の広大さと栄華を実感しました。
今から2500年前に古代オリエント世界を統一したアケメネス朝ペルシア帝国が、世界の中心として栄えていたことがすごくわかります。
これぞ世界遺産というべき、期待を裏切らない圧巻の古代遺跡で、紀元前の時代にこれだけのものをつくることができたということに感動しました!
写真は糸杉の前で撮影したものです。
低木が多いイランの土地で天に向かって真っすぐ育つ糸杉は、力強さと永続性を持った英雄を象徴しています。この「命の木」の象徴が描かれたものを家の中に取り入れることで、家族が幸せになると言われています。
是非、イランに行かれる方は訪れる価値ありますよ~(^o^)
vol,4へと続く