壁紙(ビニールクロス)
- 2009.09.08
- 壁紙のお仕事
おはようございます。
今回は壁紙の工事について簡単にご説明したいと思います。
たまたま住宅の新築工事に入っている、施工中の現場が
ありましたので、画像も参考までに掲載致します。
まず、だいたいの下地は石膏ボードが主になります。
(取付ものがあると コンパネになったりします)
↑このような感じでビスで固定されています。
そのボードの継ぎ目をパテ(下地処理剤)で平滑になるよう埋めていきます。
一般的には2~3回同じ所にパテをぬってだんだんと、平らにしていきます。
これが壁紙の仕上がりを左右する重要なところなので、職人さんも長年の
経験と仕上がりの素材をチェックしながら一生懸命仕上げていきます。
↑パテの仕上がり状況です。(何回も塗っているのがわかりますか?)
こんどは糊のついた壁紙を貼っていきます。
↑まず位置をきめて、柄などあれば合わせます。
↑次に専用の刷毛でなかの空気を抜いていきます。
↑上から下に貼っていきます。
↑下の長い残りは地べらをあててカットします。
↑最後に重なっている継ぎ目を切ってジョイントを納めます。
↑ローラーを掛ければ仕上がりです。
↑写真の真ん中に継ぎ目があるのがわかりますか?
実際に現地で見てもほとんどわかりません。
と簡単に説明しましたが、実際は簡単ではありません。
下地処理も段差が分からないようするには
パテ ~ ペーパー掛け ~ パテ ~ ペーパー掛け
パテ ~ ペーパー掛け と何回も状況を確認し作業します。
脚立からの上がり降りだけでも、相当きついです。
貼るのも糊目の濃さから ボンドの配合 オープンタイム(うませ時間)
貼っていく位置決め 柄合わせ はわき方 ジョイントのカッターの刃の入れ方
力加減 など職人レベルになるのでも 5年~10年はかかります。
さらに上級レベルになると30年以上のキャリアがあっても
できる人とできない人がでてきます。
簡単なようで奥が深い世界です。
弊社ではこのような職人さんを何人も見てきたスタッフが
この人なら 間違いないと判断して、責任もって
施工~アフターまで致しますので 安心しておまかせください。
最後に皆さんからよく、『階段ホールはどうやって貼るの?』
とご質問いただきます。
↓こうやって足場を作って、貼っています。(サーカスみたいで怖いですよ)
一般の方はマネしないように…
専務より